| pH | pHが酸性に傾くと微量要素が溶けだし、根を傷つけて健全な生育を阻害するようになります。また、pHの数値がアルカリに傾くと、硝酸化成菌によるアンモニアから硝酸への変化が鈍くなり、微量要素の溶解困難による欠乏症が起こります。そのため、生産物の日持ちが極端に悪くなります。
ただし、黒ぼく土壌はアルミの含有量が非常に高いため、目標値はpH(H2O)・・・6.0〜6.9とやや高くなります。 【予備知識】 塩分はアルカリ性です。未熟蓄糞たい肥等を施用し、塩分排除のため水で流すと石灰も一緒に流れてしまいます。土壌は酸性化しますのでご注意ください。 |
| pH差 | pH(H2O)からpH(KCI)を引いた数値です。土壌が汚れているかいないかを見る目安となります。過剰な施肥と未熟たい肥の施用がpH値を小さくします。 |
| 腐植 |
腐植は、土壌の肥沃度を示します。毎年ハウスで270kg/反、露地で150kg/反、水田で90kg/反消耗します。これらの数値を上げるためには完熟たい肥の施用が必要です。
一度に多く施用するのではなく、毎年小量(ハウス:3〜4トン/反、露地:1〜2トン/反)づつ施用し、深く何度も耕起して土とよく馴染ませることが目標値アップの秘訣です。
【予備知識】 黒ぼく土壌の場合:分析を行ないますと必ず目標値をはるかに上回る数値が出ます。しかし、これは冥性腐植の数値ではありません。有効肥料成分をよく効かせるために冥性腐植の数値アップに心掛けてください。 |
| CEC | CECで土壌の肥持ちの良い悪いをみることがきでます。この数値を見ることができます。この数値を上げるためには、良質たい肥や粘土鉱物の投入が最も有効な手段です。
【予備知識】 たい肥投入により生じる腐植は粘土鉱物と結合して初めて地力となります。しかし、砂質土壌には粘土鉱物がほとんど含まれていないためせっかく生じた腐植が流亡してしまいます。粘土鉱物を投入し、CECアップに心掛けてください。 |
| 窒素成分 | 【予備知識】
ほとんどの植物はアンモニア態窒素の形で吸収すると中毒を起こします(茶、サツキ等を除く)。pH5.5異常で亜硝酸を経て硝酸に変化しますので、美味しい作物を作るには安定した土壌条件で硝酸態窒素が吸収できるようにしてください。 |
| 置換性石灰 | 【予備知識】
石灰の施用には、有機石灰が有効的です。これはpH安定性が良いので急激に石灰分を増やさない上、ホウ素の補給もしてくれます。そして、ネコブ病やオウカ病の抑制効果も期待できます。 |
| 置換性加里 |
生ワラはカリを0.7%も含んでいるので、過剰なすき込みは避けてください。また、カリ欠乏症とセンチュウ害は同じ症状があらわれます。欠乏症と思い込みカリの追肥を行なうことによってセンチュウが大発生してしまう恐れがありますのでご注意ください。 |