「ダークホース」・「とっておき」南瓜で冬期出荷を!
1.排水のよい圃場選定
畦間に水を溜めないように圃場周りは明渠を設置します。
2.ウイルスの防除
初霜の90~100日前に播種し、特に発芽揃い期から着果期まではアブラムシの防除を徹底してウイルス病を予防します。東北地方などでは梅雨期の播種となり、直播き栽培は地温が確保しにくいので育苗栽培をおすすめします。
50穴セルトレイなどで育苗し、本葉1枚前後(育苗日数7~10日位)の若苗定植とします。
3)台風対策
畦毎に草丈1m位の短桿性ソルゴーと圃場周りは草丈2.5m前後のソルゴーをカボチャ播種の40~50日前に10~12cm間隔で単条に1粒ずつ播きます。ソルゴーは厚く播きすぎると倒伏しやすくなります。穂は早めに切り落とします。(図1参照)
4)整枝
親づる1本仕立てとし、株元から着果節までの側枝(20~25節位まで)は早めに摘除します。
5)1つる1果に着果制限
15節以上に着果させ、2番果以降は1番果がソフトボール大の時に摘果します。(図2参照)
6)果実肥大期の灌水
開花から開花後20日までの肥大期には特に土壌水分が必要です。干ばつ時は果実肥大を図るため灌水します。灌水チューブを利用すると容易に灌水できます。
7)収穫・貯蔵
開花後40~50日位で収穫期に達します。開花後40日位に試し切りし、電子レンジ等で加熱し果肉全体が粉質になれば2~3ヵ月の貯蔵が可能です。貯蔵は気温10℃前後を目安に、蒸らさず、凍らないように管理します。食べ頃は収穫後30~70日で、ホクホクで甘味が強く大変美味しくなります。
※農薬は登録の変更・抹消されることがありますので、ラベル(説明書)をよく読んで正しく使用してください。