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うす皮ミニトマト「CFプチぷよ」の抑制栽培ポイント

うす皮ミニトマト「CFプチぷよ」の抑制栽培ポイント
「CFプチぷよ」の説明

果皮がとても薄い、新食感のミニトマトです。糖度も高く風味に富んで食味は抜群です。果皮の光沢も強く、多品種と差別化できます。一般にミニトマトでは裂果が多くなる「抑制栽培」でも、ほとんど裂果しないので有利に販売することができます。

1)育苗
播種~発芽後の管理

 播種はセルトレイ(200穴)を使用します。発芽までは地温を基に日中30℃、夜間25℃で管理します。地温が30℃を超える場合は遮光を行ってください。発芽後は気温を基に、日中20~25℃、夜間15℃程度で管理してください

仮植(鉢上げ)とその後の管理

 本葉1.5~2枚で鉢上げを行います。床土は、排水の良い有機質に富んだものを使い、9cm鉢を使用し、浅めに植付けます。生育が早く、肥料切れを起こし易い時期なので、育苗中から低濃度の液肥で追肥を行い、草勢を保つようにします。

2)定植準備
施肥

 元肥を施す前に必ず土壌診断を行い、それに基づいて施肥を行います。pH6.0~6.5になるように石灰質資源で矯正します。

畦作り

 ベッドは、幅90cm、高さ15cm、マルチの色は白黒(白面を表)とし、マルチ内に灌水チューブを設置します。

3)定植

 定植苗の大きさは、本葉5枚展開時の若苗が適期です。条間45cm、株間40~45cm、2条植えとし、十分に灌水します。猛暑前の7月中旬までの定植が栽培管理し易いです。

4)定植後の管理
生育適温

 日中、気温23~25℃、夜間15℃が生育適温です。

灌水

 活着するまでは極端な乾燥は避けます。第1花房が着果するまで灌水は控えめに行い、徐々に量を増やし、最盛期では、一日の灌水量、株当たり500ml程度です。

追肥

第1花房が着果し始めたら、追肥を開始します。1回の量は、10アール当りチッソ成分で、1.0kg程度、液肥(多木有機2号等)で施用します。その後、草勢を見ながら、1~2週間置きに施用し、草勢を維持してください。

着果(ホルモン処理)

着果安定のため、トマトトーンによるホルモン処理、またはマルハナバチ等の利用が効果的です。

高温期の栽培管理

 高温期の栽培では、着果不良、果実の着色障害が起こり易いので7月中旬から8月下旬までは、20~30%の遮光を行ってください。

低温期の保湿

 着色促進のため、気温が15℃を下回るようになったら夜間はハウスを閉めて保温してください。

5)病害虫防除

 果皮が薄いため、灰色かび病の発生や、外注ではアザミウマの被害が出やすいので防除が必要です。土壌病害が発生している圃場では接木(台木Tm-1型)を行ってください。

6)収穫
収穫の適期

 ミニトマトは、着色が進んだ状態でないと糖度が蓄積されないので、果実は若どりせず、なるべく着色が進んだ段階での収穫を心掛けてください。

※農薬は登録の変更・抹消されることがありますので、ラベル(説明書)をよく読んで正しく使用してください。

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