ソルガムの利用技術紹介
ロールベール利用(高消化ソルゴー)
近年ソルゴーを密植栽培して細茎に仕上げ、ロールベールで収穫・保存する作付け体系が増加しています。
中でも糖分含量が多く、嗜好性に優れた高消化ソルゴーでの栽培方法をご紹介します。
種まき ●8~10kg/10aの散播:多く播くほど茎が細く仕上がります。 ●8発芽・生育が不安定になる場合がありますので、極端な早播きは避けてください。 収穫 ●目安は穂ばらみ期:番草を出穂期以降に刈取りする場合、2番草の再生が悪化しやすいです。 ●予乾は最低1日以上:ソルゴーはスーダンに比べ水分が落ちにくいため、予乾を十分にとってください。 高消化ソルゴーのメリット ●糖分含量が多いため、牛の嗜好性が抜群に良い!! ●紫斑点病に強いので、スーダングラスでお悩みの方におすすめです! |
トウモロコシとの混播栽培
トウモロコシとソルガムの混播栽培では春に1回の播種で済み、ソルガムの再生も安定的に確保できるなど、作業の省力化と増収が見込めます。栽培のポイントは早期播種と適期刈取り、そとて品種のコンビネーションです。
栽培体系例 ■温暖地 ■温暖地 |
栽培のポイント ●コーンプランタに取り付けられるソルゴーアタッチを利用すると播種精度があがります。 ●播種直後に土壌処理剤としてゴーコーサン乳剤、ゲザノンゴールドを散布すると効果的です。 ●1番草の収穫はトウモロコシの黄熟期が目安です。収穫遅れになるとソルガムの2番草の再生が不安定になります。 ●2番草は一度霜にあて、水分を低下させてから収穫します。 |