栽培スキルアップ
■畑の準備
堆肥など有機質を多めに施して深耕し、排水の悪い畑では高畝にします。元肥はチッソ・リン酸・カリの成分量で10㎡当たりそれぞれ200~250gを施し、畝幅は150~160cm程度とします。
■播種
発芽をそろえるために地温を14℃異常確保しましょう。14℃を下回る作型では、マルチやトンネルで地温を確保します。1畝2条まきで株間30~33cm、10㎡当たり40~45株程度の栽培数が適当です。マルチの穴を千鳥にあけて植え付けると、日当たりがよくなり生育もそろいます。
1穴3~5粒直播し、本場が3~4枚出たころ間引きます。間引き後は土寄せし、株元を軽く押さえておきます。
1穴3~5粒直播し、本場が3~4枚出たころ間引きます。間引き後は土寄せし、株元を軽く押さえておきます。
■追肥
適切な時期にしっかり肥料を効かせることが、丈夫な株をつくるためのコツです。本葉6~8枚ごろと雄穂出穂期の2回、それぞれチッソ成分量で10㎡当たり50gを、速効性肥料で確実に追肥します。
■潅水
水分不足は糖度不足、先端不稔、穂の肥大不足につながります。1回目の追肥時期以降は生育が旺盛になるので乾燥に注意し、開花後も十分な潅水を心掛けてください。
■害虫防除
アワノメイガに対しては、雄穂の出穂期から粒剤農薬を散布したり、捕殺したりして早めに防除してください。
■収穫時期
絹糸抽出日から21~25日ごろが収穫適期です。試しむきをして先端の粒が十分肥大し、粒の色が回っていれば収穫適期です。
●スイートコーン(育苗)耕種基準
畝幅(cm) | 150 |
---|---|
条数(条) | 2 |
株間(cm) | 30 |
※表示の耕種基準は目安としてご利用ください。
【ブリーダーからプレゼンテーション!】
■直売所出荷の方に
直売所で最もアピールしたいことは新鮮さです。陳列した時の苞葉色の濃さが鮮度の目安となります。さらに、苞葉の一部をむいて粒の張りのよさを見せるような買い手の目を引く陳列手法も定着しています。
鮮度のアピールには、「ランチャー82」が最もおすすめです。この品種は苞葉色が比較的濃く、粒のしなびに強いので、店もち性が高く収穫後も鮮度が保てます。また、先詰まりがよく条列が整い、むき実の商品価値もワンランク上といえます。
また、最近はあまり市場で見かけなくなったバイカラー種を品ぞろえに取り入れてみてはいかがでしょう。「カクテル84EX」は糖度が高く、やわらかい極良食味品種です。苞葉の色が濃く、粒色のコントラストが美しいため、陳列した時の見た目もカラフルになり、購買意欲を高めることに一役買ってくれるでしょう。
鮮度のアピールには、「ランチャー82」が最もおすすめです。この品種は苞葉色が比較的濃く、粒のしなびに強いので、店もち性が高く収穫後も鮮度が保てます。また、先詰まりがよく条列が整い、むき実の商品価値もワンランク上といえます。
また、最近はあまり市場で見かけなくなったバイカラー種を品ぞろえに取り入れてみてはいかがでしょう。「カクテル84EX」は糖度が高く、やわらかい極良食味品種です。苞葉の色が濃く、粒色のコントラストが美しいため、陳列した時の見た目もカラフルになり、購買意欲を高めることに一役買ってくれるでしょう。
■自家菜園の方に
自家菜園で楽しみたい場合は、より手の掛からない品種を選ぶことも大切なポイントです。
そこでおすすめしたいのは「キャンベラ90EX」です。これは中生の熟期をもつ品種で、生育はじっくりしていますが、その分、根の張りが強くがっちりとした倒伏に強い草姿に仕上がります。また、上手に栽培すれば、1株から2穂収穫できるのも魅力の一つです。
粒皮はややかたいですが、焼きとうもろこしには絶妙の歯ざわりで、さわやかな甘みとしょうゆの風味とのハーモニーが楽しめます。
そこでおすすめしたいのは「キャンベラ90EX」です。これは中生の熟期をもつ品種で、生育はじっくりしていますが、その分、根の張りが強くがっちりとした倒伏に強い草姿に仕上がります。また、上手に栽培すれば、1株から2穂収穫できるのも魅力の一つです。
粒皮はややかたいですが、焼きとうもろこしには絶妙の歯ざわりで、さわやかな甘みとしょうゆの風味とのハーモニーが楽しめます。
■料理人への提案には
味を重要視される方におすすめの品種が「おひさまコーン」シリーズです。このシリーズは粒皮が非常にやわらかく、甘みが強くて食味が極上であることが特長です。
また、レストランなどに出荷される場合は、一定量を連続的に出荷する必要があるので。熟期に差がある品種を、少しずつ播種をずらして栽培すると、収穫期間を長く保つことができます。播種から84日で収穫できる早生の「おひさまコーン」、86日で収穫できる「おひさまコーン7」、88日で収穫できる中生の「おひさまコーン88」を上手に使ったリレー栽培をおすすめします。
また、レストランなどに出荷される場合は、一定量を連続的に出荷する必要があるので。熟期に差がある品種を、少しずつ播種をずらして栽培すると、収穫期間を長く保つことができます。播種から84日で収穫できる早生の「おひさまコーン」、86日で収穫できる「おひさまコーン7」、88日で収穫できる中生の「おひさまコーン88」を上手に使ったリレー栽培をおすすめします。
栽培Q&A
Q:苗を抵触するのと直播とではどちらがよいですか?
A:直根型のスイートコーンは畑に直接播種する方が、株がしっかりできるので大きな穂の収穫につながります。
Q:分けつは取り除いた方がよいのですか?
A:分けつは取り除く必要はありません。葉面積や根量が増えることによって増収が期待できるうえ、倒伏防止にも役立ちます。